食べてしまいやすいもの

異物カテゴリ:
傷つけ・詰まる異物
危険度:
B~C

ティッシュ

ティッシュの特徴・誤飲時のリスク

ティッシュを食べてしまったんですという誤飲症例は多く、ほとんどが犬です。大量に食べた場合は折り重なったティッシュが胃液を吸収して胃から腸に流れ込む幽門を塞いでしまうこともありますので注意が必要ですが、実際にはそれほど大量に誤飲するケースは少なく、少量であればほぼ無害で、便と一緒に自然排泄されます。

なぜ動物病院への来院件数が多いのかというと、オーナーの留守中にティッシュをイタズラして大量に部屋に撒き散らしているというケースが多く、既に巻き散らかされたティッシュの惨状を見ても誤飲した量を推測することが困難であるため、心配になって来院されるケースが多く見受けられます。

もしかしたら大量に飲み込んでいるかもしれないという心配はオーナーであればもっともなことですので、恥ずかしがらずに動物病院を受診して大量に飲み込んでいないかX線検査などで確認してもらうことは大変重要です。

ちなみに最近流行っている少し高級なローションティッシュの一部は実はほんのりと甘みがあり、犬が食べてしまいやすいので留守中の管理などには特に注意が必要です。

 

 

ティッシュ誤飲時の主な処置

X線検査で確認してもティッシュがクッキリと写る訳ではありませんが、大量に誤飲していればその陰影が確認できる可能性はあります。その前後に食餌を食べているかどうか等の情報から総合的に判断して必要であれば吐かせる処置が適応になります。

 

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