症例紹介

傷つけ・詰まる異物

内視鏡による摘出

犬/マスク

誤飲の詳細

第一回目の症例報告は今のご時世にタイムリーなマスクの誤飲を取り上げさせて頂きます。

ワンちゃんの犬種はラブラドールでまだ6ヶ月齢の男の子です。

実際の内視鏡での摘出の模様をダイジェスト動画にしてみましたのでご覧下さい。

 

 

そして実際に摘出したマスクがこちらです。

(※吐出物のためモザイク処理をしています。クリックすると表示されます。)

 

どこにでもあるウレタン製のマスク(※一部特定できるロゴマークを画像処理させて頂いています)でした。

内視鏡を操作する立場としてはマスクは非常に難易度の低い部類に入ります。

実際に今回の動画は2分弱に編集していますが、実際の処置もトータル10分以内の麻酔時間で終わっています。

麻酔時間が短かったため麻酔からの覚醒も極めてスムーズで処置の30分後には入院室のケージ内で暴れまわっていました(笑)。

 

行った処置

全身麻酔下での内視鏡挿入

内視鏡鉗子を用いての異物摘出

 
 

執筆者プロフィール

港北どうぶつ病院 院長

Hayato Arai

資格・所属

経歴

  • 麻布大学卒業

  • 平成14年4月〜

    横浜市内動物病院勤務

  • 平成17年1月〜

    横浜夜間動物病院(現・DVMsどうぶつ医療センター横浜)にて救急医療に従事

  • 平成20年3月〜

    横浜夜間動物病院 院長就任

  • 平成25年2月

    開業準備のため退職

  • 平成27年~

    港北どうぶつ病院 開業

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