誤飲コラム

異物誤飲事故ゼロを目指して

このホームページの監修をしています、獣医師の新井勇人と申します。

私が獣医師免許を取得してもうすぐ20年になります。今は自身の病院(「港北どうぶつ病院」)を横浜で開業し、全科診療、予防医療、飼育指導、栄養指導など、その街のホームドクターとして日々の診療に携わり5年が過ぎたところですが、それ以前には10年近い年月を夜間救急医療に従事してきました。

夜間救急から離れて開業準備をする段階で、多くの獣医師と話をする機会があったのですが、救急にばかり従事していたために他の獣医師が当たり前に知っていることを私は知らず、大変な焦りやコンプレックスを感じたことをまだ昨日のことのように覚えています。

しかし同時に、救急医療については全く逆で、自分では当たり前だと思っていたことを皆意外と知らないんだなと思うことが多々あり、それまで大して価値を感じていなかった自分の経験や知識が実は非常に貴重なものであることに気づかされたりもしました。

あまり知られていませんが、夜間救急の動物病院には物凄い数の異物誤飲症例が来院します。そこで得た数々の体験や知識をこれからここで少しずつ、判りやすく、面白おかしく紹介していき、それにより異物誤飲事故で苦しい思いをする動物と、悲しい思いをするオーナーを少しでも減らすことに貢献できたらなと思っています。これからどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

執筆者プロフィール

港北どうぶつ病院 院長

Hayato Arai

資格・所属

経歴

  • 麻布大学卒業

  • 平成14年4月〜

    横浜市内動物病院勤務

  • 平成17年1月〜

    横浜夜間動物病院(現・DVMsどうぶつ医療センター横浜)にて救急医療に従事

  • 平成20年3月〜

    横浜夜間動物病院 院長就任

  • 平成25年2月

    開業準備のため退職

  • 平成27年~

    港北どうぶつ病院 開業

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